Turn around.
海外ドラマを見ていると、警察官が容疑者に銃を向けながら叫ぶシーン。緊張が走る静寂の中、低くて速い音が飛んでくる——字幕には「後ろを向け」と出ているのに、耳に届くのは「ターナラウンドゥ」。あれ、全然違う音じゃない? そのギャップの正体が、Turn around. です——
意味
Turn around. の意味は「後ろを向け・振り返れ」です。turn(向く・回る)+ around(ぐるっと)で、体ごと後ろに向けるよう指示する表現です。
警察ドラマでは逮捕シーンの定番フレーズです。容疑者に手錠をかける前の動作として、まず背中を向かせるために使われます。
聞こえ方
カタカナにすると「ターナラウンドゥ」です。
なぜそう聞こえるのでしょうか? まず Turn の語尾の「n」が次の「a」に繋がって「ターナ」と聞こえます。これをリンキング(連結)といい、単語の末尾の音が次の単語の母音と結びつく現象です。さらに around は「アラウンドゥ」と発音されますが、語尾の「d」は日本語の「ド」より軽く、ほぼ消えかけた音です。
ネイティブが速く話すほど音がつながるので、「ターナラウンドゥ」と一続きに聞こえてくるわけです。
使われる場面
最も多いのは警察・刑事ドラマの逮捕シーンです。容疑者を壁に向かわせてから手錠をかける、その直前に使われるのが Turn around. です。
例:”Turn around. Hands behind your back.“(後ろを向け。手を背中の後ろに回せ。)
軍隊やアクション映画でも登場します。銃を突きつけながら相手を制圧する場面で、簡潔な命令として使われています。
ニュアンス
Turn around. は命令文で、動詞がそのまま文頭に来る形です。相手に有無を言わさず即座に動くよう求める、強い指示表現です。
この表現には拒否の余地がない強制力があります。警察や権力を持つ側が使うことで、服従を当然のこととして要求する社会的な機能を持っています。
まとめ
「Turn around.」は「後ろを向け・振り返れ」という意味の命令フレーズです。カタカナで表すと「ターナラウンドゥ」で、リンキングによって音がつながり聞き取りにくくなっています。警察ドラマの逮捕シーンで警官が容疑者に背を向かせるときの定番の一言なので、ぜひ耳に残しておいてください。